中小企業で使える財務分析の解説をシリーズでしていきます!(第1回目)

2016-04-28
木本公認会計士税理士事務所 / 株式会社KLAS 代表の木本です。
 
 
今回より、財務分析という大きなくくりですが、実務面から見た財務分析の利点や使い方などについて、説明していこうと思います。
 
今回の1回目では、財務分析の枠組みを説明していきたいと思います。
財務分析とは、簡単にいうと、決算書を使って会社の状況を把握することです。
例えば、赤字が続いています。この場合、何をすれば黒字化するのかということを検討するための方法です。
 
A社の損益計算署は以下のようになっています。
 
売上高      1000
材料費        200
労務費        300
製造経費     200
売上総利益  300
販管費         400
営業利益    -100
 
上記を前提とした場合A社を黒字化するためには、何をすれば良いでしょうか?
 
この黒字化のための施策を考えたり、考えた施策が現実的かどうかなどを種々検討していくことが財務分析の目的になります。
たとえば、上記の様な状況では、
売上高から材料費を差し引いた利益(限界利益といいます)が、800です。そのためこの製品は、1つ売れば、その80%が粗利として出てきます。この80%で、労務費などを払っていくので、
「販売数量を上げる」、「固定費を下げる」という2つの方向で、黒字化を考えていくことになります。
販売数量を上げることができれば、例えば、売上高を1200にすれば、限界利益は、1200*0.8=960となり、固定費に変化がなければ、営業利益は、+60になります。
また、固定費をそれぞれ、10%ずつ下げれば、(300+200+300)*0.1=70です。さらに30程度を何らかの削減で絞り出せば、営業利益は0になります。
 
このように、財務分析は、会社の経営を改善するために、施策の検討をするために行っていきます
 
次回以降は、もう少し、それぞれを掘り下げた内容を記載していきます。 ご期待ください!
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