医療機器や設備の導入:リース・借入金どちらで?

2014-10-28
 
 
公認会計士・税理士 木本です
 
今回は医療機器や設備の導入の際に、悩ましい問題として、リースで導入する方が良いのか、それとも借入金で調達したほうが良いのか?という点について考えたいと思います。
 
リース取引と借入金による通常の購入の差異としては、いくつかの点があると思います
 
簡単に言うと、
① 金利
② 維持費用
③ 支払期間
④ 支払方法
⑤ リース期間満了時の条件
⑥ 税務上の取扱い(節税策・優遇策なども含めて総合的に)
また、実務上は、金融機関からの借入の可否も問題になります
 
しかし、多くのケースでは条件面としては、リース取引の方が多少割高であることが多いと思いますが、リース取引では、全額の支払いが必ずしも必要でないことを多くあります。また、リース期間満了時において、中古設備として売却が容易なものは、特にリース期間満了時の資産価格が高いため、リース期間におけるリース支払額は抑えられます
 
このように、医療機器あるいは設備を特定の期間借りて、その後新型設備が出た場合には入れ替えるという前提で考えるのであれば、リース取引というのは魅力だと思います。特に、サーバーやコピー機などがそのような傾向であることも納得がいくと思います
 
しかし、事業にとって重要な設備で、リース期間よりも長く使うことが想定される設備もあると思います
このような設備では、リース取引は単純に割高になります。また、そのような重要な設備は、クリニックの生産性を向上させたり、工場や業務の生産性を向上させる可能性があるため、税務上の節税策の観点からも、借入金による購入の方が、メリットがでることが多くあります
 
例えば、生産性設備投資促進税制において、生産性を向上させるような設備を、クリニックに導入にした場合、以下のような節税が可能になります
 
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これに対して、リース取引については、所有権移転外リースの場合のみ、上表の下段の「特別税額控除」のみが適用可能となるものの、取得価額総額の全額償却は行えないこととなります。そのため、取得する医療機器や設備の金額が相対的に大きな金額となる場合には、節税効果が半減することも想定されます。
 
以上から、節税面も含めて考えると、やはり主要設備については借入金による設備の購入が最も良いと考えます
 
また、当事務所のように経営革新等支援認定機関であれば、当事務所が認定機関として、事業計画に関する検証などを行うことにより、金融機関から低コスト+経営者保証のない融資が調達できる可能性があります(なお、創業後7年等の制限があるため、詳細はご連絡いただければと思います)
 
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