月次決算の必要性

中小企業の経営者様が会計を経営に役立てるためには、月次決算の仕組み作りとその活用が必要です。会計顧問サービスを提供する当事務所より、月次決算の目的と早期化のポイント、精度を高める方法について解説いたします。

月次決算はなぜ必要?

法律に基づいた決算は年に1回ですが、経営状態を知る機会が年に1回だけでは、故障しそうな車で運転を続けるようなもので、実は危険なのです。月次決算の目的は、最新の利益状況・財政状況を正確に把握し、今後の事業戦略を検討することです。単に数字を把握するのではなく、事実を分析して対策を検討しなければなりません。

中小企業の経営には様々な不安がつきまといますが、不安解消のためには、その不安を具体化することが有用な策です。月次決算で会計と向き合えば、「こうすれば黒字になる」「こうしたら負債が減る」ということが次第に分かってきます。売上高、限界利益率、固定費といった業務改善のポイントをきちんと把握し、その原因を探れば、経営のヒントが見つかるはずです。

月次決算を早期化するポイント

最新の会計情報を入手するには、月次決算は早ければ早いほど良いといえます。
会社の規模にもよりますが、翌月の10日、できれば翌月5営業日までに行うのが理想的です。月次決算を早期化するポイントは3つあります。1つ目は、仕組みを作ることです。

例えば「勘定科目ごとに担当者を決める」「クラウドで仕分けデータを分散入力」「月次決算の確定日を決める」などの仕組みを社内で作っておきます。2つ目は、概算計上を取り入れることです。会社全体の経営判断に関する数字で、金額に大きな差異がなければ、概算計上することでスピードアップが図れます。3つ目は情報システムの活用です。会計ソフトを有効活用すれば、月次決算がスムーズに実施できます。

月次決算の精度を高める方法

月次決算では、早期化だけでなく精度を高めることも重要です。そのためにも、減価償却費は月次で計上することをおすすめします。減価償却費があまりにも多いと、月次決算では黒字なのに決算では赤字、という事態が起こる場合があります。減価償却費の年間見積額の12分の1を月次ベースで計上しておけば、こうした事態を回避しやすくなるのです。

固定資産税や消費税、労働保険料、退職給付引当金や貸倒引当金、賞与引当金などの引当金を、月次で計上しておくのもおすすめです。より正確な経営数値をタイムリーに把握するなら、損益計算の方法は現金主義会計よりも発生主義会計のほうが良いでしょう。

当事務所では、ベンチャー企業を対象に税務会計顧問サービスを提供しております。
会計監査記帳代行や業務改善のアドバイスを行ってきた経験をもとに、月次決算分析・決算早期化・金融機関への決算対策をサポートします。会計顧問サービスのみならず、経営全般のコンサルティングも承りますので、お気軽にご相談ください。

 

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