M&Aを効果的に行うために

2014-09-17
 
 
木本公認会計士税理士事務所 木本です
今回は、当グループの株式会社KLASからM&A関連のコラムです
 
今回は、売り手・買い手に共通するM&Aを効果的に行うには?という点をご説明させていただければと思います
 
買い手と売り手の共通点は以外と少ないというのが、これまでの感想です。しかし、売り手・買い手ともにM&Aを効果的に行うために気を付けるべき点をご説明していきたいと思います
 
これらのポイントは、文章にすると非常に単純です
1. M&A対象事業(会社)のセールスポイント
2. M&A対象事業(会社)の事業モデル化による見える化
3. M&A対象事業(会社)のリスク(人員(経営)的・法的・財務的)の明確化
 
 
文字で表すと非常に単純明快に見えますが、これらは事業の見方そのものと思います。これらを整理すると下表のようになります
 
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1.の点については、売り手が考える要素と買い手が考える要素は一致する場合もありますが、大きく異なるケースもあります。例えば、売り手側としては、自社の製品が良質である点をもっとも高く評価していても、買い手からすると、製品の質よりも、その製品を製造するための主要原材料の調達能力を評価して買収を行うケースや、その製品が持っている市場を評価しているケースなど様々です。
このケースで最も重要なことは、双方の違いを理解し、売り手であれば、買い手の興味を把握し、それに対応するM&A戦略を考えることが交渉を有利に進めることができます。買い手側としても、売り手の気持ち(プライド)を理解することで、案件をスムーズに運ぶことができます
 
2.の点ついては、特に買い手側で重要視する点になりますが、買収対象の事業モデルを適切に、定量化することです。特に、買収時には必ず事業計画を策定すると思いますが、金額だけを単純に並べたものにならないようにすることが重要です。これは、自社の事業計画を立案する際にも重要な点となります
気を付けるポイントは明確です。例えば顧客、製造工場、主要製造アイテム、製品のマーケットの状況とマーケットシェア、設備投資、財務指標等の要素を明確につなぎ合わせていき、全体のバランスを見ながら、事業モデルを洗練させていくことになります
事業のモデル化ができれば、対象事業の評価も容易ですし、各種デューデリジェンス(ビジネス面、財務面、法務面)を効率的で有効的に行うことができます
 
3.の点については、買い手が中心に思われがちですが、売り手サイドとしても重要です
売り手サイドであれば、リスクのリストアップ、それらのリスクのうち本当のリスクは何か?という点を明確にしておくことです。これは、買い手との交渉で有効になります
また、買い手サイドとしては、2.および各種デューデリジェンスでリスクの把握を行うことと、買い手にとってのリスクの見極めを早急に行うことが重要です。その結果、そのM&Aを断念するかどうかを第一に検討し、その後、買収価格への織り込み方法・買収にかかる契約書への織り込み方法を合わせて検討し、最終的な交渉戦略を立案することになります
 
以上が、M&Aを効果的に行うためのポイントになりますが、上記の点をうまく使いこなせるアドバイザーを選定することが、M&Aを成功させるために重要だと考えます
 
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